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執筆者の写真今住 誉文

セカンドキャリアで「再雇用」という選択肢について考えてみる

カンドキャリアで再雇用を選択する時には、どんな準備をしておいた方が良いのだろか? この10年間、中高年のセカンドキャリアにフォーカスしたキャリア支援をしてきて感じていることをお伝えします。

まず自覚すべきことは・・・ここ凄く重要だと思います。  ■管理職の感覚ではうまくいかない。  ■管理職として判断する仕事は無い。 再雇用で重要な仕事で判断を任される仕事は、まずないでしょう。 じゃ~、どんなことをしておけば良いのかと言いますと・・・ 今の仕事の内容を深く理解して知識を広げておくことです。 もう一つは、過去の業務を振り返り実務として出来るようにしておく。 実務として出来るようにしておくことでなんです。 再雇用を充実させるには、学び直す新鮮な気持ちが大切ですね。再雇用後は、昔と同じ一兵卒になるわけですからね。 判断する業務は不要で、実務をこなさなないといけません。 実務の知識を勉強して、実務スキルを身に付けておくとは欠かせません。 これは、再雇用に限った話ではなく・・・再就職にしても、起業するにしても同じです。学び直しと共に実務能力を身に付けようとする姿勢さえあれば、どんな仕事でもうまくやっていけるはずです。 セカンドキャリアの選択肢は広がっ行きます。 私はこの10年を振り返って、本当にそう思います。 実務が出来る人はずっと楽しく仕事続けています。 継続雇用を続けていく大切なポイントです。 法改正で、70歳まで働き続ける機会を確保する・・・ 企業の努力義務になりましたね。現在は65歳までが義務化されていますが、 そこからさらに5年という期間が努力義務となったことで、すべての企業じゃありませんが、70歳まで会社に残って働ける可能性は増えてきたといっていいでしょう。 でも実際にですね、現状では、定年延長どころか再雇用でも70歳までの雇用機会を設けているところはそれほど多くはありません。 しかも、これは制度であってみなが必ず70歳まで継続雇用されるわけじゃなく、成果や能力によっては、継続雇用されないことは十分ありえます。 なので、希望すれば、誰もが70歳まで同じ会社で働けるわけじゃありませんからね。 再雇用で継続雇用が始まって・・・実務が出来ずに・・・ 1年と持たずに辞めて人は少なくありません。 現場で作業に従事していたり、営業の第一線で顧客開拓をしていたり、 あるいは、バックオフィスで経理や財務などの実務ができるなら、 再雇用後も、自分のやるべきタスクがはっきりしています。 ところが、管理職のまま、定年を迎えた人は、とたんに仕事がなくなります。管理職の仕事は「判断すること」。でも、再雇用後の仕事は、管理職を外れて一兵卒になりますから、物事を判断する仕事はありません。 もちろん、管理職としての仕事は、判断することだけじゃありませんけどね。 再雇用後も、生きがい持って働きたいですよね。 ならば、やはり「準備すること」に尽きます。 再雇用の為の「準備」。 これがとっても大切なんです。 その準備が・・・  ■現所属の業務内容を深く理解して知識を広げておく  ■過去の業務を振り返り実務として出来るようにしておく と、言う事なんです。「え~今さらそんなことを・・・  仕事で必要なことはちゃんと理解しているよ」 と思う人もいるでしょう。管理職の仕事が長くなると・・・ 実務は出来なくなっているものです。 実務は現場の若手がやっていますからね。 繰り返しますが・・・同じ会社で、再雇用で働く場合は昔と同じ一兵卒です。判断する業務は不要で、実務をこなせないなら会社からは不要な人材です。ですから、若手と同様に、現在の業務に対する、最新の知識を得ておくことですね。会社としても再雇用者に対して、今までに経験したことのない、まったく未経験の業務を任せることは、まずありません。 多くの場合は、現在の部署で立場を変えて、仕事をすることになります。 「今さらそんなことができるか~!」と、思う人は、再雇用に向いていないでしょうね。これって、再雇用だけではなく、退職して再就職するにしても、独立起業するにしても、素直に学ぶ気持ちが持てないと、セカンドキャリアを構築するのは大変だと思います。会社で学んだ業務を再び学ぶ、 それを新鮮な気持ちで、喜びを覚えながら取り組む・・・ これが、再雇用で楽しく働き続ける秘訣であり、世の中から必要とされる生き方だと思います。


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