■1930年代生まれ、大先輩の活躍に学ぶ
80代後半から90代に至る年齢にも関わらず、現役バリバリの方達です。
「生涯現役のプレーヤー」として活動し続けるための良きお手本です。
私も中高年を対象とした講師を務めるにあたって、ビジネスの大先輩たちから学ぶとこ
ろは多くあります。
◆青木羊耳さん(講師)
1931年生まれの90歳、大学を卒業した後、農林中央金庫に入社、31年間勤務した後、55歳で退職し、講師活動・産業カウンセラー活動に入られています。
現在、講師歴31年目。産業カウンセラーの養成に当たるとともに、サラリーマンのキャリア開発や心の健康管理をテーマに、大手企業・官公庁などで研修・講演活動を行なう。
細かい計算根拠はさておき、通勤時間を入れた労働時間は、20歳から60歳までの40年間で10万時間。そして60歳から80歳までの20年間で睡眠時間を除く自由になる時間も10万時間とのことです。青木さんは現在90歳フリーの現役ビジネスマン、60歳から15万時間を使ってきたわけですね。今もセカンドキャリアを謳歌している
生涯現役プレーヤーとしての良きお手本です。
◆森村誠一さん(小説家・作家)
・1933年生まれ89歳。
大学卒業後、希望したマスコミには就職できずホテルに勤務して9年。
当時の流行作家がそのホテルを定宿にして執筆していた。
フロントマンとして度々接しているうちに親しくなったことが、作家デビューの大きな要因になった。32歳で『サラリーマン悪徳セミナー』を出版し作家デビュー。
その後、上司の言葉をきっかけに34歳でビジネススクールの講師に転職。
執筆を続け、小説『大都会』を出版するが売れなかった。
しかし、「ミステリーを書いてみたら?」と言われ、ホテルを舞台にした本格ミステリーが受賞したことで勢いに乗った。・最近の著書『老いる意味』では、自身が「老人性うつ・認知症」で苦しんでいることが書かれています。
現在もウィズ「病(やまい)」と原稿に向き合う現役プレーヤー。
「人生の第三期(人生決算期)」を、前向きに生きるための指南書になっているのが、
著書の魅力となっているようです。
まあ、キャリアの形成は、20代、30代、40代中ごろまでは、それほど意識しなくても
自分に合わせてくれていた環境がたくさんあります。
でも、それ以降の環境はどんどん変わりますね。
勿論、その時がきてからでも、やりようはあります。
でも、私自身の経験から、大先輩の助言からも、余裕をもって、セカンドキャリアの準備を始めたいです。
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