■キャリアコンサルタント必携の書(キャリアコンサルティング協議会) 時間を見つけては本書と睨めっこしています。本書は毎年1回、2018年度から発刊されています。カラー印刷・情報ごとのQRコード、とても見やすいですし、瞬時に調べることができ深く理解できます。キャリコンのみならず、研修講師や人事労務担当者等にも役立つ情報だと思います。実際に私がキャリア講師として登壇する際にも大変役立っています。
■本書の章立て 領域Ⅰ キャリアコンサルティングに関連する社会・経済動向 第1章 令和4年度までの社会的課題と政策に関する資料 第2章 社会・経済動向に関する資料 第3章 労働市場に関する資料 領域Ⅱ キャリアコンサルティングを行うために必要な知識 第1章 労働関係法令に関する資料 第2章 社会保障・保険に関する資料 第3章 職業能力開発に関する資料 第4章 自己理解・しごと理解に関する資料 第5章 学校教育制度及びキャリア教育に関する資料 第6章 メンタルヘルス、自殺・過労死、ハラスメント等に関する資料 第7章 労働者の属性ごとの特徴
■キャリアシリーズ学科試験の受験対策に有効 過去問ではカバーできない時事関連の問題に解答できる情報も満載ですね。 体系立てて理解できるので覚えやすく忘れづらい。そして関心も高められるので問題集で頭に叩き込むより効果的です。
■本書、今年度のポイント 「人への投資に対する機運の高まり」と、なっています。 どういうことかと言うと・・・新しい資本主義の実現に向けて人への投資と分配ということで、以下の5つが挙げられています。岸田内閣の経済財政政策の全体像が伺えますね。 1.人的資本投資 2.多様な働き方の推進 3.質の高い教育の実現 4.賃上げ(最低賃金の引き上げ) 5.「貯蓄から投資」のための「資産所得倍増プラン」 その他、ダイバーシティや企業のCSR、働き方改革のリスキリングやインターンシップなどタイムリーなテーマにも焦点があてられています。
■自己研鑽の方向性を定めるのに役立っている 自分が今後どういった資格取得をしていくか、或いは講習受講するかなど、研鑽していく方向性を定めるのに役立ちますね。 具体的には・・・キャリアコンサルティングとメンタルヘルスマネジメントは一体のものだと感じたので、「メンタルヘルスマネジメント1種試験」の取得を目指す動機づけになりました。 また、日々のキャリコン面談業務に於いては、労働市場と資格取得を掛け合わせ、キャリアパス・ストーリー性を持ったキャリアプランの提案ができるよう研究しようという課題を持つことができました。 こういった自分のキャリコンライフにテーマを掲げることも本書は大変役立っています。
■相談者へのアウトプット、キャリコン仲間へのアウトプット 本書から得られた情報、或いは本書の情報から掲げたテーマの調査から得られた知識は、面談やキャリコン仲間に速攻アウトプットでモチベーションも上がります。知識も血肉となり実践で活かされる実感も得られ、研鑽欲は更に高まり好循環です!
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