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キャリア理論について思うこと  


■キャリア理論に対する思い 国家資格キャリアコンサルタントの学科試験で遭遇した「キャリア理論」。 当初から全く馴染めず養成講座の授業では毎度意識もうろう。 あの手この手で何とか暗記して乗り切ったキャリア理論でしたが・・・ キャリコン取得後、暗記したキャリア理論は嵐のように消え散っていった。 もう二度とかかわりたくない、かかわることはないであろうと葬り去ったキャリア理論でした。

■キャリア理論に距離感を感じていた キャリア理論には触れないようにしながら、いろんなキャリコン現場を経験して3年目。キャリア面談、キャリア講師など務めながらもキャリア理論の必要性を感じないまま月日が流れています。いました?。 時に参加するセミナーや研修でやたらと連発されるキャリア理論に・・・ もう勘弁してくれ~という衝動にかられながらも、それを抑えて参加するグルーブワークに心身ともに疲弊しています。していました?。

■「キャリア迷子」・・・小林さとる氏 著 キャリア理論に全く馴染めない私ではありましたが、時おり聞こえてくるキャリア理論の有用性にちょっと聞き耳立てたりしていましたが・・・ ふと書店で目にした「キャリア迷子」。中身をぱらぱらっと見て即購入。 読み始めると、キャリア理論などをベースに展開するキャリアデザイン。 サラサラサラッと読み流してお蔵入りしていました(本年1月のこと)。

■キャリア理論に救われた体験談 キャリコン仲間との情報交換で今までの考えがぐらつき始めました。 キャリア理論に救われた経験を持つキャリコン仲間との談笑でした。 その体験を基に自作で使用している面談資料を見せてもらうと・・・ そして実際にロープレしてもらうと・・・ 資料を眺めていただけでは全く傾かなかった思考に変化を感じました。 なるほど~、理論として体験として体系立てた説明が腹にはまった瞬間でした。そう言えば、お蔵入りしていたあの本なんだっけ?

■愛ラブ?! キャリア理論 ここ最近、常に持ち歩き熟読玩味→「キャリア迷子」・・・小林さとる氏 著研究を重ね続けて導き出された理論の表面つらだけ眺めてしらけていた自分の愚かさに気付きました。正直、まだキャリア理論を知り尽くそうとまではいきませんが、魅力(価値?)を感じ出したのは確かです。 代表的な研究者のキャリア理論を面談・セミナー・研修・執筆など、様々な場面で使わせて頂けるのは有難いことですね。 この本がとても役立っています。

■使ってみたい、使えるようにしたいキャリア理論、私の12選(13人) 【生涯・個人の人生・生き方とその表現方法】   ●エドガー・H・シャイン 【生涯に於いて個人が果たす一連の役割、及びその役割の組み合わせ】     ●ドナルド・E・スーパー 【個人の人生の過程に於いて、生涯変化し、発達するもの】   ●サニー・S・ハンセン 【個人のパーソナリティと職業は、6つのタイプに分かれる】   ●ジョン・ホランド 【偶然を見つけてうまく利用する、計画された偶発性】    ●クランボルツ 【予想外の出来事での積極的な判断がもたらした思いがけない幸運】   ●ホレス・ウォルポール 【中年期以降の危機についての理論】    ●カール・G・ユング & ダニエル・J・レビンソン 【外部の変化に合わせて、柔軟に自分をアップデートさせる】    ●ダグラス・T・ホール 【新しいキャリアストーリーを・・・キャリア構築理論】     ●サビカス 【自己実現を果たすまでのステップ】    ●マズロー 【見えないスキルを磨いておく】     ●ジェームス・J・ヘックマン 【多くの人は、トランジション(転機)をきっかけにキャリアを見直す】    ●ナンシー・シュロスバーグ   ■キャリア理論の魅力を自分なりに例えると・・・ 「目に見えない世界」と「科学」とを融合させるイメージでしょうか。 論理的に説明しずらいキャリアデザインをどう伝えるか・・・ つまり、自分の経験を基にして編み出した独自の視点をキャリア理論と組み合わせることによって、第三者に論理的・体系的に説明できることが魅力的ですね。とは言え、人生100年時代を迎えた現代社会の働き方は大きく変わりました。先人のキャリア理論に頼りすぎては、ちょっと危険だと思います。過去のキャリア理論をしっかり理解した上で、現代・未来を見据たキャリアコンサルティングに努めていきたいと考えます。

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