役所を出たら何になる?地方公務員のセカンドキャリアを「Will・Can・Must」で解剖してみた
- 今住 誉文
- 2月24日
- 読了時間: 4分

こんにちは、今住 誉文(いまずみ よしふみ)です。
役所の研修やキャリア面談で、耳にタコができるほど聞かされる言葉がありますよね。そう、「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」「Must(すべきこと)」の3点セットです。
「またその話かよ…」と思ったあなた、ちょっと待ってください。これ、実はセカンドキャリアという「大海原」に放り出される公務員にとって、最強の「羅針盤」になるんです。
ちなみにこの理論、組織心理学の権威エドガー・H・シャイン先生の説だとか、経営学の神様ピーター・F・ドラッカー先生の説だとか諸説ありますが、公務員的には**「出典がどこであれ、使い勝手が良ければヨシ!」ということで進めましょう(笑)。
では、公務員のリアルな視点で、この3つの円を深掘りしてみます。
① Will:やってみたいこと(妄想は自由だ!)
セカンドキャリアを考える時、まずここから始めないとワクワクしません。現職の時は「予算が…」「前例が…」「議会が…」と、自分のWillを押し殺してきた方も多いはず。
「定年後は、毎日好きな盆栽に没頭したい」
「地域の子どもたちに、公務員時代に培った『忖度なしのガチ勉強』を教えたい」
「カフェを開いて、役所時代の裏話を…(あ、これは守秘義務が!)」
セカンドキャリアでは、仕事の幅をグンと広げてOKです。趣味、ボランティア、副業、あるいは「ただただ昼寝を極める」。まずは「心のブレーキ」を外して、やりたいことを100個くらい書き出してみるのがコツです。
② Can:できること(実はあなた、すごいんです)
「自分には役所のスキルしかないから、外では通用しない…」なんて、謙遜しすぎていませんか?キャリアの棚卸しをしてみると、公務員のCanは実は「超・汎用スキル」の宝庫です。
調整力: 利害関係がバチバチの住民説明会を乗り切ってきた「鋼のメンタル」と「落とし所を見つける技術」。
文書作成力: 誰が読んでも(一応)間違いのない、緻密な起案文を作る能力。
統率力: 癖の強い(失礼!)上司や部下をまとめ上げ、事業を完遂させる力。
これらは民間企業やNPOに行けば「即戦力」です。「なぜその能力が身についたのか?」というエピソードを添えると、再就職の面接で無双できます。「あの時のあのクレーム対応のおかげです!」なんて、笑い話に変えられたら最高ですね。
③ Must:求められていること(現実という名のスパイス)
これが一番の難問です。自分一人では決められない「外圧」の部分ですね。再就職先からの期待はもちろんですが、公務員のセカンドキャリアにおけるMustには、もっとリアルなものも含まれます。
家族のMust: 「お願いだからずっと家にいないで、外で働いて(切実)」という配偶者の願い。
生活のMust: 住宅ローン、子どもの学費、あるいは親の介護。
社会のMust: 「あの元課長なら、自治会長をやってくれるはず」という地域の無言の圧力。
これらを無視して突き進むと、せっかくのセカンドキャリアが「家族内不和」という名のデッドエンドに突入しかねません(笑)。
3つの円が重なる「黄金のエリア」を探せ!
この3つの円が重なったところが、あなたの「幸せなセカンドキャリア」の着地点です。
Will + Can だけ(Mustなし):「やりたいし、できる!でも誰にも求められていない(=1円にもならない)」これは趣味としては最高ですが、仕事としてはちょっと寂しい。
Will + Must だけ(Canなし):「やりたいし、期待もされている!でもやり方がわからない」これは「熱意だけの空回り」状態。再就職では一番危険なパターンです。
Can + Must だけ(Willなし):「できるし、求められている。でも、ちっとも楽しくない」…あれ? これって今の仕事と同じじゃないですか?(笑)
セカンドキャリアこそ、この3つが重なる「充実のバランス」を目指したいものです。
まとめ:物語は「あぶり出し」から始まる
「そんなに都合よく重なる場所なんてないよ」と思うかもしれません。でも、面白いことに、「Will(やりたいこと)」に全力で取り組んでいると、後から「Can(スキル)」が身につき、気づけば周囲から「Must(期待)」されるようになることも多いんです。
まずは、難しく考えずに自分の内面を「ダイナミックにあぶり出す」ことから始めてみませんか?





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